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アニウォッチ!

アニメの感想とかいろいろを気ままに綴るブログ

雑記(メモ)

おたく神経サナトリウム(著:斎藤環)より

エイリアン9における「共生」への言及
人間とエイリアンが共生することによって引き起こされる未知への不安感などに
登場人物たちがどう向き合っているのかを見ることが出来る。
 
戦闘美少女モノの典型
敵はしばしば大人の女性だった
少女の「変身」は「成熟」の隠喩だった。
エイリアン9でもそうした図式は部分的にあてはまる。
=思春期の少女たちのとまどいを描いている。
=エイリアンとの共生は「成熟」を意味している。
 
「くみ」は断念とともに成熟を受け入れ、「かすみ」は孤独を逃れるために成熟を楽しもうとする。そして「ゆり」は、いつまでも成熟を恐れ、拒否し続ける。
 
共生がいいことであるかどうかという迷いが物語に深みを与えている
アルジュナもののけ姫の作品性との対比 もののけ姫は、宮崎駿が結論が出せない迷いをそのまま物語の原動力にしてしまったところにダイナミックさを与えていたのではないか。
 
エイリアン9でも共生に対する答えは出していない。
 
ガンパレ特異点:設定と物語がそんなに関係ないところ。
ある作家の言葉を借りれば、物語=設定ってことになるんだが、その点からみれば、このゲームは完全に反則だ。
 
だって、世界観や設定を知らなくても楽しめるんだもの。
実際、設定やゲームバランス、シナリオなんかは評判が良くない。
 
なぜ地方の中堅メーカーが制作したゲームが、これほどまでに大ヒットしたのか。
 
1、ガンパレのウリは公式によると、とにかく自由度が高いこと。
 これまでのRPGと異なり(すでに純粋なRPGではないが)、シナリオ分岐方式ならぬキャラクターの「AI化」がそれを可能にしたという。
 
・AI化について
NPCは、プレイヤーの選択する行動とは独立に、ある程度自分で考えたり行動したりすることができる。
もちろん、プレイヤーの行動に影響は受けるが。比較的自立性が高いということ。
 
育成ゲーム的な要素もあり、授業に出たりトレーニングしたりして、能力を高める。
恋愛に発展する展開になることもあるが、それはAI化のメリットを存分に活かすことができているといえる。
 
・ファン目線ではどのようにガンパレをみているか
ファンのBBSを見ていても、ゲームそのものの設定がどうとかよりは、「今日は●●が言い寄ってきた」などなど、
主人公(プレイヤー)とNPCの関係性を楽しんでいるようだ。
 
ゲームとしてはそこそこだけど、AI機能を持ったキャラとのやり取りが、とにかく面白かったんだろう。
 
このようなゲーム性があるためか、同人文化への親和性も高い。
オンリーイベントなどが盛んにおこなわれているらしい。
 
このゲームは、ある意味SS自動生成ソフトみたいなゲームとも思える。
 
キャラ文化の歴史を考えるうえで、重要な作品ではないかと考えられる
小説におけるキャラが立ってくると、独りでに動き出し、物語も動き出すような話に関連付けて、この仕組みはリアルなキャラクターであれば物語を勝手に動かしてくれると考えている。
この前提のうえでガンパレのAI化されたキャラというのは、そういった仕組みを応用したのかもしれない。(キャラに自律性を与えて、物語を生成する試み)と言及している。
 
キャラのリアリティーはどのように生ずるのか?>下記の2点のようなアプローチがあるだろう
1、図像:「ねこ耳」、「メイド服」、「メガネ」
2、スペック:キャラの性格(おそらくツンデレなどを指しているはず:著者は触れていない)
アニメやゲームキャラクターは、大体このいずれかの方法を探ってきたし、「ガンパレ」も基本的にはそうだ。
 
ガンパレに付加されているもう一つの次元として、AIによる予測不可能で自律的な動きがリアリティーを増幅させている。
 
人工知能についてアラン・チューリングの思考実験に言及
ゲームはある意味でチューリング・テストの思想を引き継いでいるところがある。
画面上に映し出されるのは、とっくにリアリティなど箒したようなアニメ絵と、紋切り型のテキストだけ。
たったそれだけの情報を操作して、どんな風にリアルな「人間」を描き出すか。
この種のRPGないし育成タイプのゲームは、この課題をクリアする宿命を負わされている
 
人間的なAIは現代のハードスペックでは追いついていないが、オタク文化にそれを補ってあまりある資産が蓄積されている。